文学の嗜み

文学表現全体の総合的な研究

誉田哲也さんの警察小説、姫川玲子シリーズ

誉田哲也さんの姫川玲子シリーズは、2006年から2017年にかけて、光文社より9巻が発売されています。
ジャンルは、警察小説あるいは推理小説。
誉田哲也さんは、第1作の『ストロベリーナイト』に続き、次々と「姫川玲子シリーズ」の作品を発表してきました。
作品には繋がりがあり、短編集やスピンオフ作品を除き、ほぼ時系列に刊行されています。

『ストロベリーナイト』は、女性警官・姫川玲子を中心とする刑事たちが、凶悪な難事件に挑む警察小説です。
主人公の姫川玲子のほか、個性的な刑事たちが登場します。

9巻のタイトルは、『ストロベリーナイト』『ソウルケイジ』『シンメトリー』『インビジブルレイン』『感染遊戯』『ブルーマーダー』『インデックス』『ルージュ 硝子の太陽』『ノーマンズランド』。
『シンメトリー』と『インデックス』は短編集で、『感染遊戯』はスピンオフ作品の中編小説集です。

『ルージュ 硝子の太陽』は、同じく誉田哲也さんの警察小説シリーズである、ジウサーガシリーズとコラボするという珍しい形で同時刊行されました。同時刊行されたジウサーガシリーズのタイトルは『ノワール 硝子の太陽』です。ジウサーガシリーズは中央公論新社より発売されています。

姫川玲子の年齢は、第1作の『ストロベリーナイト』の時点では29歳。
彼女は22歳で警視庁に入庁し、25歳で巡査部長試験、27歳で警部補試験に合格しました。
そして警視庁本部に異動となり、27歳の若さで捜査一課刑事部殺人班十係主任を拝命。
こうして姫川玲子は、警視庁捜査一課の主任として、殺人犯捜査係を担当することになりました。
「姫川玲子シリーズ」では、凶悪で難解な殺人事件が発生します。
彼女たちの仕事は、殺人犯を逮捕し事件を解決することだが、事件の内容は非常にショッキングです。
事件の一部始終が、リアルに描写されているので、読むときはある程度の覚悟が要ります。
一言で言えばグロテスクだが、殺人の恐ろしさがリアルに伝わってくるでしょう。