文学の嗜み

文学表現全体の総合的な研究

村上春樹

村上春樹さんの作品についての記事一覧

村上春樹さんの作品について書いた記事の一覧です。このブログには、村上春樹さんの長篇小説14作品のほか、短篇小説集やエッセイについての記事があります。

村上春樹『カンガルー日和』リリカルな作風の掌編集

村上春樹さんの短編集『カンガルー日和』は1983年9月に平凡社より刊行されました。上梓した短編集の中では2作品目にあたります。掌編小説集としては初の作品集です。

村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』1983年刊行の初の短編集

短編集『中国行きのスロウ・ボート』は、村上春樹さんの初めての短編集として、1983年5月に中央公論社(現・中央公論新社)より刊行されました。本書には、表題作の「中国行きのスロウ・ボート」のほか、雑誌に発表された年代順に、7編が収められています。

村上春樹『女のいない男たち』タイトルどおりのモチーフの短編集

村上春樹さんの『女のいない男たち』は、2014年に文藝春秋から刊行された短編集です。この場合の「いない」は、「去られたり、失ったりして、いない」という意味合いで使われています。あるいは、去られようとしている男たちです。

村上春樹『職業としての小説家』35年間の作家生活について語った自伝的エッセイ

村上春樹『職業としての小説家』35年間の作家生活について語った自伝的エッセイ。出版社からの依頼で書き始めた文章ではない。少しずつ断片的に、テーマ別に書きためていたそうだ。

村上春樹『猫を棄てる 父親について語るとき』世界を作り上げる大きな物語の、ごく微小な一部

村上春樹さんの『猫を棄てる 父親について語るとき』。亡き父親の戦争体験や父親との思い出、自身のルーツについて綴ったエッセイ。世界を作り上げる大きな物語の、ごく微小な一部について。

村上春樹『一人称単数』短篇集についての考察と世間の評判

短篇集は、文章の名手と言われるような、老練な作家が書くもの、という意見を聞くことがあります。この考えからすると、村上春樹さんの短篇集『一人称単数』は、正にそういった作品といえるでしょう。

村上春樹『海辺のカフカ』15歳の少年が主人公の幻想的な物語

村上春樹さんの『海辺のカフカ』は、書き下ろしの長編小説。村上春樹さんの長編小説としては、10作目となる。上下巻二分冊で刊行された。『海辺のカフカ』は、15歳の少年が家出を決意するところから始まる。

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』夫婦の感情のもつれ、戦前の満州国

『ねじまき鳥クロニクル』は、村上春樹さんの8作目の長編小説。「第1部 泥棒かささぎ編」「第2部 予言する鳥編」「第3部 鳥刺し男編」の3巻から成る。

村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』二つ物語がパラレルに進む

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。第21回谷崎潤一郎賞受賞作。この小説は40章からなり、「ハードボイルド・ワンダーランド」の章と、「世界の終り」の章が交互に繰り返され、二つの物語はパラレルに進行する。

村上春樹『スプートニクの恋人』22歳の女性の同性への恋と彼女が必要とする異性の友人

『スプートニクの恋人』は、村上春樹さんの9作目の長篇小説。1999年に講談社より刊行された書下ろし長篇小説である。この小説は、「すみれ」という22歳の女性のことを中心とする物語である。すみれは22歳の春に初めて恋に落ちた。

村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』大ベストセラー長編の下敷き「螢」など5編

村上春樹さんの短編集『螢・納屋を焼く・その他の短編』には、昭和58、9年ごろに、雑誌に掲載された5編が収録されている。その内の一編である「螢」は、大ベストセラー長編『ノルウェイの森』の下敷き。

村上春樹『国境の南、太陽の西』幸せなはずの「僕」が満たされない理由

『国境の南、太陽の西』は、村上春樹さんの7作目の長篇小説。1992年に講談社から刊行された。子供の頃の話から始まり、思春期の出来事、大学での四年間、社会人になってからの出来事、結婚、バーの経営と順番に語られてゆく。

村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』34歳になった主人公の「僕」

村上春樹さんの『ダンス・ダンス・ダンス』は、1988年10月に講談社から、上下巻で刊行された書下ろしの長編小説。村上春樹さんの初期三部作の続編だ。主人公の「僕」は、原則的に同一人物である。

村上春樹『羊をめぐる冒険』僕は鼠と再会できるのか

『羊をめぐる冒険』は、村上春樹さんの3作目の長編小説。第4回野間文芸新人賞受賞作。

村上春樹『1973年のピンボール』僕と鼠のその後

『1973年のピンボール』は、1980年に発表された村上春樹さんの2作目の長編小説。

村上春樹さんの世界観をインタビューや作品などを基に考える

村上春樹さんは、日本だけでなく、国外でも人気が高く、世界に影響力を持つ作家のひとりとして評されています。数多くの作品を執筆し、数多くの国内賞および国際賞を受賞されました。村上春樹さんの世界観をインタビューや作品などを基に考えてみました。

村上春樹『風の歌を聴け』1979年発表のデビュー作

『風の歌を聴け』(講談社, 1979年)は、村上春樹氏のデビュー作であり、その後の作品とも作風に共通点が多い。そういった意味で、村上春樹氏の原点となる小説とも言えるだろう。

村上春樹さんの作家デビューと初期の長編小説

村上春樹さんは自らを長編小説家として位置付けている。著作は、小説のほか随筆、紀行文、ノンフィクション、翻訳など多岐に渡っている。小説に関しては、短編や中編の小説を実験の場とし、得られたものを長編小説に持ち込んでいるそうだ。

村上春樹『1Q84』の世界観と執筆テーマを考えてみた

村上春樹氏の長編小説『1Q84』は、2009年から2010年にかけて、新潮社から発売された作品です。単行本はBOOK1、BOOK2、BOOK3の全3巻です。

村上春樹『騎士団長殺し』 登場人物の実生活での葛藤と奇妙な体験

『騎士団長殺し』は、村上春樹さんの14作目の長編小説です。この作品は、2017年に新潮社から刊行された書下ろしの長編です。2部構成の小説で、第1部「顕れるイデア編」と第2部「遷ろうメタファー編」に分かれています。

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 主人公が語る過去の悲痛な出来事

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、2013年に文藝春秋から刊行された村上春樹さんの長編小説です。本作はいわゆるリアリズム小説。

村上春樹『アフターダーク』 客観的に「私たち」という視点で語られる三人称小説

村上春樹さんの『アフターダーク』には、浅井マリという19歳の女子大生が登場します。マリが23時56分から翌朝6時52分までに体験する出来事がストーリーの中心です。深夜から翌日の明け方までの出来事として描かれています。

村上春樹『ノルウェイの森』 昭和の終わりの大ベストセラー

村上春樹さんの『ノルウェイの森』は、1987年に講談社から上下巻で刊行された、書下ろしの長編小説です。